文字に描く~毒を見ずして生を知らず [制作日記]
心の内を魂を描こうと考えた時から、言霊とも言える文字を絵と供に描こうと思った。
「毒を見ずして生を覚らず」…歎異抄から得たインスピレーションである。
生きるという事はそれ自体が毒の要素を持っていると知っていなければ片手落ちであると思う。「善人なをもて往生を説く、いはんや悪人をや」
生きるという事はそれ自体が毒の要素を持っていると知っていなければ片手落ちであると思う。「善人なをもて往生を説く、いはんや悪人をや」
夕暮れの向こうには光に満ちた朝陽が待っているものだ。だから迷うことなく流れに沿って歩いてゆこうと思う。
人生を生きることの意味とは何だろうか?人生の黄昏れ時に来て初めて気が付いた。生きることに納得をするためだ。
様々な答えが頭を通り過ぎるが、どんなに答えらしきものに出会っても、それは一時的なものでそこに落ち着くことは無い。頭で分かる事と心で納得する事とは違っている様だ。人は納得を求めて生き続けるというのが私の持論だ。
様々な答えが頭を通り過ぎるが、どんなに答えらしきものに出会っても、それは一時的なものでそこに落ち着くことは無い。頭で分かる事と心で納得する事とは違っている様だ。人は納得を求めて生き続けるというのが私の持論だ。
>善人なをもて往生を説く、いはんや悪人をや
阿弥陀如来は、自力で悟れると言ってる人ですら救うのですから、悟れない人を救わないわけがありません、という悪人正機説ですね。善人と悪人が逆ではないかと思われがちですが、そこが念仏思想の真骨頂です。
要するに、人間は心の汚い生き物なので、自力で悟れるはずがない。なのに如来の本願を信じないで、自力で悟ろうとうぬぼれている者ですら救ってくれるのですから、悟れないことをわかっている者を救わないわけがありません、というような意味ですね。教行信証には、衆生がいかに未熟で身勝手でずるい心を持っているかが散々書かれていますね。
by いっぷく (2023-09-10 04:18)
「生きることに納得をするため」
大抵の事には納得しているつもりですが、
どうしても納得できない事もあります。
それでも何とか折り合いをつけて生きていこうと
思っています。
折り合いというより、諦めかもしれません^^;
by 青山実花 (2023-09-10 09:08)
>いっぷくさん、ご来訪&コメント有難うございます。
念仏思想の真骨頂、まさにその通りですね。道理を語るとき、その視点を何処に置いているかが見極めのポイントになって来ると思います。
by 扶侶夢 (2023-09-10 21:01)
>青山実花さん、ご来訪&コメント有難うございます。
大抵の事に納得して生きているつもりなのは良いですね。
そしてどうしても納得できない事があるのも良いですね。
だから納得したくって何かに挑戦したり打ち込んでゆくのでしょうね。
全てに納得できたり、達観できれば…もう死ぬしかないようです(苦笑)
by 扶侶夢 (2023-09-10 21:10)
私は死ぬ間際までその答えは見つからないだろうなと思っています。
というより、死の間際に見つかれば御の字だと。
納得できる人生を終えた故人は、果たしてどれくらいいるのでしょうね。
答えが見出せないのだとしたら、精一杯今日を生きるしかありません。
by U3 (2023-09-11 22:11)
>U3 さん、ご来訪&コメント有難うございます。
死の間際に見つかれば御の字…全くその通りですね。そんなもの(生きる目的)に執着せずに爽やかに生きてゆきたいです。
by 扶侶夢 (2023-09-13 19:17)