虚構なるリアルの積み重ね [制作日記]
今年もあと一カ月足らずとなった。今年ほど何もして来なかったと感じる年は珍しい。コロナ禍で社会の様相が変わったせいもあるかも知れないが、私自身も歳を取り様々な部分に変化が生じた。
とにかく絵を描かない日々が続いて、自分を表現するという行為に疲れを感じた一年だった。絵を描く事を中心にして生きていると言っていた自分が、絵を描かなくなったら何を中心に生きているのだろう…という自己懐疑。結局その時々を生きている俗物に過ぎないのだろう、私という人間は…などとシニカルぶったナルシシズム。嗚呼なんて暇な一日なのだろうとリアルな虚構を積み重ねて、きっと辿り着くのはサムシング・エルス。
とにかく絵を描かない日々が続いて、自分を表現するという行為に疲れを感じた一年だった。絵を描く事を中心にして生きていると言っていた自分が、絵を描かなくなったら何を中心に生きているのだろう…という自己懐疑。結局その時々を生きている俗物に過ぎないのだろう、私という人間は…などとシニカルぶったナルシシズム。嗚呼なんて暇な一日なのだろうとリアルな虚構を積み重ねて、きっと辿り着くのはサムシング・エルス。
生産的ではない時間こそが実は正直な生態なのだと理解するには…まだまだ私は至らぬ俗物すぎる。こんな無意味を制作と名付けて悦に入るとき、悔恨の声が聞こえるのは何故なのか。
タグ:扶侶夢
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