カモメのジョナサンの思い出 [タイムスリップ忘備録]
【カモメのジョナサンの思い出】
<カモメのジョナサン> '70年代初頭にアメリカで発表されて日本でも一大ブームを起こしたリチャード・バック著、スピリチュアルな内容の寓話的短編。ベトナム戦争や学生運動で国際社会が混迷していた時代、若者たちが何か新しい価値観と哲学的な道を求めて試行錯誤していた時代に登場して世界の多くの若者たちのバイブルとなった。
'70年代の初め頃に発表された「カモメのジョナサン」は世界的なベストセラーになり映画化もされるなどカウンターカルチャーとして流行したが、その影響は日本でもいたるところに見受けられた。同じ頃に発表されたジャズ界のスター、チック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエバー」のアルバム写真もよく似たカモメのイメージ写真だった事が、私には時代の象徴として「カモメ」を印象づけたものだ。 その頃から日本ではステッカーやロゴマークなどに「自由・飛翔の象徴」としてカモメがやたらと現れはじめる。ちなみに当時の東映映画人気シリーズ「トラック野郎」で愛川欽也が演じだ脇役のニックネームは「やもめのジョナサン」だった。
日本語翻訳版は五木寛之が担当したが、そのあとがきに「自ら翻訳をした作品を批判する文章」を書いたエピソードは有名である。後に「サリン事件」を起こしたオウム真理教の幹部の愛読書であった事が判明して、改めて五木寛之の先見性・洞察眼に感心したものである。
<ご注意>
このコラムは過去に発表した内容をそのまま転載しているため、その後に新事実が発見されたり、また時代を経た今日では差別的とされる用語や表現があるかも知れません。『タイムスリップ』の趣旨としてそのままの形でアップしておりますのでその点はご了承下さい。
このコラムは過去に発表した内容をそのまま転載しているため、その後に新事実が発見されたり、また時代を経た今日では差別的とされる用語や表現があるかも知れません。『タイムスリップ』の趣旨としてそのままの形でアップしておりますのでその点はご了承下さい。
>ちなみに当時の東映映画人気シリーズ「トラック野郎」で愛川欽也が演じだ脇役のニックネームは「やもめのジョナサン」だった。
あれは不思議でしたね。愛川欽也の演じた役は、春川ますみが妻で子沢山でしたけどね。
by いっぷく (2018-11-12 01:01)
>いっぷくさん、ご来訪&コメント有難うございます。
指摘を受けて初めて気づきました ^^; そう言えば“やもめ”の名称が不適格みたいですね。…春川ますみは子連れの後妻だったんでしょうか?
by 扶侶夢 (2018-11-12 08:34)