SSブログ

風雲還暦世代 [人生描画譚]

 

突然のように気がついた。
そう言えば…去年すでに還暦を過ぎていたんだ。

「還暦」なんていう言葉に改めて思いを巡らせるとは考えもしなかった。 

自分とはまったく別世界の老人たちが
赤色“ちゃんちゃんこ”を着て好々爺よろしく祝ってもらう…
その程度の認識でしかなかったものを。

そもそも還暦という齢の意味を日常の中で考えてみる事があるだろうか? 

還暦_1_1.jpg

歳のひと回りを12年と考えて、それが5回りもしたものが還暦という事になる。

どうやらそれだけ人生を廻り巡っているとゴールを越えてスタート地点にまで到達してしまうらしく、
これまでの世俗の垢を落とし、生まれたばかりの赤子のようなスタンスで
赤心を持って生き直しを始める機会でもあるらしい。

そう言えば、人生をまるでらせん状スパイラルのようにイメージしていた事があったけれど、当たらずとも遠からずだったのかも知れない。
十年一日の如く、巡り巡って輪廻の世界…
 

還暦は螺旋階段の踊り場のようなもの。
ここで一旦振り返って、このまま死に至るか生き直すか考えてみる時期なのだろう。 

         ☆

…で、私は考えてみた。
とりあえず風呂上りのサッパリした体に赤心の視点を持って、もう一度生き始めてみたらどんな世界が待っているのだろう?…と。

還暦_1_2.jpg 

行くぞ地の果て空の果て、
風雲還暦世代の明日はどっちだ!?

 

…なんて、ね。^^)<続く> 

 

 



共通テーマ:日記・雑感

Facebook コメント

死を食べる-アニマルアイズ