久しぶりに猫を描く [ねこ次元]
雑誌の挿絵で久しぶりに猫の絵を描いた。
車で轢いてしまった野良猫の命を結局助けられずに墓をつくって供養をする、という少しヘビーな話なのだが、
ここのところ猫の描写をしていないので近頃の自分のスタンスを確認する意味でも興味深かった。
そしていざ描き進んでみると筆者の心情を理解できる部分も多く抵抗なく取り組めた。
挿絵を描くときは、やはり内容に理解や共感が出来ないと私はのれないタイプらしい。
構想の途中で放ったままになっているが、猫を主人公にした絵本を創るきっかけとなったのも、愛猫との死別だった。
子供の頃を振り返るとこれまでに何度となく犬や猫を飼ってきたが、それほど深く彼等のことを想い起こす事はしてこなかった。
共に過ごした日々への邂逅や感慨を暖めることもなかった私だったが、忘れられないエピソードは数々ある。
挿絵を描いていて、改めて自分のライフワークの位置づけとして「猫・犬との交流」を描いてみたいと思った。
ひと口で猫を描くと言っても、それには様々な方法と視点がある。
私は芸術家ではないから、私にとって「表現者」というスタンスから生み出される「猫」は媒体の一種なのかも知れない。
何かを伝えるための媒体としての「猫」…そんなイメージが浮かんでくる。
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