久しぶりに離島を描く [制作日記]
訪れようと思っていて機会に恵まれず、ついに寒い季節になってしまって春まで待つことになった。
それでも離島の景色に触れたくなって、スケッチのまま放っていた一枚に手を入れることにした。
私にとって「離島」は内面の世界でもあるので、一般的なアングルとはどうしても違ってしまう。
だから島を外側の海からの視点で俯瞰して見る構図にはならない。
離島の内側、生活の匂いを追い求めてしまう。
☆
それでもこの次訪れるときには、また別のアングルから描いてみたい。
視点を変えるということは価値観の尺度を変えてみるということでもあるからだ。
離島に暮らす猫の様子もスケッチしてみたい。
離島はどこまでいっても、私にとっては心象風景になってしまう。
水彩画でしょうか。
なかなか惹かれる絵ですね。
古い町並み(子供時代)から、明るい未来(青い空と海)を見渡すような、
清々しさがある。しかし、そこには離島(寂しさ)や、古びた電信柱
(変化できない自分)がある。電信柱は凛としている。
そういう風に感じました。
by don (2014-11-30 22:51)
donさん、コメントありがとうございます。
基本画材はアクリルですが、そこにパステル、コンテ、鉛筆、ボールペンなどなど何でもありの様相で…型にはまらないやりたい放題タッチをめざしています。(笑)
ご感想には感服しました。まさに仰る通りの心情ですね。
特に意図してアイテムを選択し配置した訳ではないですが、潜在的な何かがそういったものをチョイスしているようです。
by 扶侶夢 (2014-12-01 01:48)