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茂田井武にリスペクトする [随想随筆]

茂田井武という画家が気に入っていて画集や関連図書を集めている。
いつ頃だったか20年も前に知った時に、自分の波長と合う何かを感じてすっかりリスペクトしてしまった。こんな人が百年も前に画家として生活していたんだね…。

茂田井武_画集.jpg

無邪気であるということが、これほど純粋なものだと知ったのは彼の作品に出会ったからだ。思いのままに絵を描いたり童話を創ったり、飾り気のない正直なスタンスが私に絵を描くことの意義と悦びの道を示してくれた。

「自分自身を生きる」 心置きなく創作に没頭する姿勢が唯一絶対の答という訳ではないが、ひとりの人間のひとつの姿としてリスペクトする。
茂田井武とは私にとってのひとつの答えでもある。

彼の描く旅の絵日記は私のメンタルにシンクロする。特に昭和初期に訪れたという欧州での旅の絵本は私の感性そのままだ。まるで鏡の向こうの自分が映し出されている様な…自分の分身に会ったような気分にさせられた。
出会う事が遅すぎたけれど、私は茂田井武を生涯リスペクトしてゆくだろうと思っている。

茂田井武絵本1.JPG


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