SSブログ

生命と存在の核心 [21世紀の種]

今21世紀に解明される事のひとつ、それは生命の謎かも知れない。
科学的には既に解明されている部分もあるが難しいのは哲学的な範囲での核心である。人間を他の生物と同様に単なる生命体として理解するのなら既にかなりの部分で把握できている様に思うが、その精神性となると未知の部分が大半だ。
例えば “神”の存在。信仰というものを発明したために人間は霊長類で最高の力を持って地球上で君臨することが出来るようになった。この「神という発明」はいったい何処から発想し生まれたのだろうか?正義という概念や存続する大義も哲学的な発想は他の生物とは一線を画する能力だ。

生命の存在.jpg

人間の観念世界において究極の二分割問題とも云える「生と死」がある。それは人間が根源的に持っている “未知に対する畏れ”の感覚とシンクロして神を創造し、その生み出した神の存在によって人間を “畏れの概念で統括しようとする”試みである。
原始のいつからか、あるいは誕生した時からか人間の性として持っていた「存在することの恐怖」が、創られた「架空の原罪感」と共に人間の歴史を進めさせる原動力となって来た。言葉を変えれば、人間は何かから逃れ贖罪されるために生きて来たとも言える。

今世紀に解明されることは生命の核心であり、既成社会の逆転の発想をもって、偽りの社会に洗脳されない生存の確立という概念だろう。

 

nice!(11)  コメント(0) 

nice! 11

コメント 0

Facebook コメント

死を食べる-アニマルアイズ