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自分を超えた世界とは [随想随筆]

すべての束縛から解き放たれて
自分自身である事からも解放された時に
はじめて命の幸福を感じるのだろう
結局は自分を悩ませているのは自分自身の在り方なのだ
私は不満や悩みを持つことに否定はしない。
それは自分自身の投影であり己だからこそ背負っている宿命の様なものだ
人間であるからには生まれた時から人間世界の価値観で生きる様になっている
犬でも猫でも無い、人間であること自体が宿命なのだ。
不条理・不本意・不満足とどの様に付き合ってゆくか…
それもその人の人間力・器量の一部だろう。

そしてそれらを経てここに辿り着いた。
自分自身を解き放てれば、初めて別の価値観が見えるかも知れない。
現実もどきの幻想も全てが自分の世界での出来事だと気づければ
その悪夢の様な幻想から解放される。

人間に生まれたことの不自由さ不快感を受け入れられず背負えないのなら
自分の人生を否定して自殺の道を選ぶ事もあるだろう。
私はそれを愚か者とか馬鹿者とか言うつもりはない。
ただ自由と解放の道を見つけられなかった残念な者だったと言うだろう。
自分の命をその手で掴み切れなかった悲しい性だったと言うだろう。

情景_a.jpg

自分を超えた世界は存在する。
自分を超えた世界とは、自分に固執しない世界でありそれが「全てを許す」という意味になる世界の事なのだ。
その世界に触れた時に初めて、自分を超えることの意味の大きさを感じ取る事になる。

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