私流カミングアウト(最終回)~愛しの原風景 [私流カミングアウト]
『私流カミングアウト』というタイトルであれこれと自分史的に自分の周辺で起こった事の欠片を綴ってきた。山あり谷ありの人生は泣いても笑っても一度きりなのだという事を痛感している。無駄遣いをせずに出来ることなら楽しく丁寧に生きた方が良いと思うようになった。若い頃はそんな風には思わなかったが…これも歳を取ったせいだろう。
自己形成されて来た様々な出会いと出来事を総括して、更なる道を歩むことによって私流のカミングアウトは一旦お仕舞にしたいと思う。そして自己遍歴の最後はやはり幼い頃の「原風景」を眺めながら締めくくりたい。
自己形成されて来た様々な出会いと出来事を総括して、更なる道を歩むことによって私流のカミングアウトは一旦お仕舞にしたいと思う。そして自己遍歴の最後はやはり幼い頃の「原風景」を眺めながら締めくくりたい。
橙色の裸電球が生活の色として染みている。
喧嘩をすることもあったが家族揃っての祭りの歓びもあった。
☆
絵本や漫画、ブリキの自動車…貰って嬉しかったモノが今でも記憶の中にある。
抱きかかえて眠った記憶が今でも残っている。
☆
映画館ナイトショーの帰り道からはぐれて家路を彷徨った。
初めて迷子になったとき、どこかのお婆さんが助けてくれた。
喧嘩をすることもあったが家族揃っての祭りの歓びもあった。
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絵本や漫画、ブリキの自動車…貰って嬉しかったモノが今でも記憶の中にある。
抱きかかえて眠った記憶が今でも残っている。
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映画館ナイトショーの帰り道からはぐれて家路を彷徨った。
初めて迷子になったとき、どこかのお婆さんが助けてくれた。
子供の頃の原風景…それは年老いた私に残り火の様な愛情を教えてくれる。
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