SSブログ

微睡の所感 [随想随筆]

日々、目覚めてはこの世の現実を過ごし 幻夢に誘われて安らぎに入る。
穏やかな時間を至福と思え。
悩み彷徨うことが人生ならば 時には解脱して外れで休む。


人の世は「肉の世界」であるから、そこには快楽もあれば苦痛も併存するのは当たり前の事である。楽あれば苦あり。良薬は口に苦し。快楽の一面だけに目を向けて語るのは人の世を理解していない表われである。
世間という人の作った社会を「肉の世界」とすればそれで把握できないものは「魂の世界」で捉えるのが良いだろう。


生きものとしての命を感じ取ること、それが全ての始まりかも知れない。

切り株に腰掛ける02.jpg
  ▲シリーズ「切り株」のラフスケッチ

醒めて考える事も必要かもしれないが、時には微睡(まどろみ)の中で思い巡らす事も良いのかも知れない。
覚醒ばかりが賢明とは限らないだろう。


nice!(16)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 16

コメント 0

Facebook コメント

死を食べる-アニマルアイズ