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永久の流れの中で [21世紀の種]

自分の年齢から推測して私が22世紀を迎えることはないだろうから今ここで言っておこう。
二十世紀に生まれた私は世紀を越えて二十一世紀に生きている。前世紀から今世紀を迎える時に世界はどの様に変わってゆくのか楽しみでもあったが、大きく見れば世界はちっとも変わらないという事が分かった。宇宙なる世界は完成された姿として永久にあり続けるのだろう。そしてそれぞれの世紀でそれぞれの姿を映し出してひと時の答えに落ち着く。
私たちは自分の時代を生き切ることで全てを語るしかないのだ。自分自身を語ることは自分の生きた時代を語る事であり、ことの是非やその審判は自分が下すものではないという事が厳然たる事実だろう。

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たかが二十数年が過ぎただけで、まだ二十一世紀を語るには早計であるが、今世紀の終わりまでには人間世界を計る視点や観点が新しくなるかも知れない。
変わらない世界を生き続けて生き抜くために、世界規模の新しい方策が考えだされるかも知れない。それはこれまでの固定観念や人間のどうしても書き換えられなかった“さが(性)”や習性に革命的な変化を与えるかも知れない。そんな気がしている。

宇宙の概念や多次元の解明がより鮮明になり、人間の理解の範疇も変わってゆく事になるのだろう。苦しみや悲しみ、幸不幸の概念は変わらないにしても、それに向かってゆく人間の営みには変化が起こるかも知れない。

森羅万象。人の営みも人間の本質も何ら変わりはないだろうが、次元を変え観点を変えることで概念は変わる。そこに救いの道は生まれるのかも知れない。

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