陽だまり・木洩れ日・冬吐息 [制作日記]
私の好きなものに、「陽だまり」「木洩れ日」「冬の吐息」がある。
何故好きなのか自分では分かっている。
ただ、そんな個人的な嗜好をモチーフにしようとは思わなかったから、意識の片隅にずっと寝かせてきた。
歳を取って、様々なものを失ったり削り取られたりしてくると、ようやく自分の我がままと共に生きてきた貴重なものの“けなげさ”に気づく。
私には「陽だまり」が「木洩れ日」が「冬の吐息」が愛おしくてたまらない。
「陽だまり」…それは懐かしさ。そんな時間と空間が確かにあったことを覚えている。
「木洩れ日」…それは幻想。光のオーロラが木立のブラインドから降りそそぐ。
「冬の吐息」…それは優しさ。生命の肌触りがシルエットになって映えている。
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20年以上も前になるでしょうか、高杉晋作を主人公にした時代劇「奇兵隊」のタイトルに使われた曲。
結構ジンときちゃう歌詞です。
切ないけれど、ある意味で勇気の湧く歌詞でもあります。
こんばんは☆
「冬の吐息」は優しさであると表現されたこの一言にジ~ンとくるものがあります。決してコタツの中でみかんを食べながら、思いつきで出てくるような言葉ではありませんね。きっと何度もコタツ(冬)の季節を重ねてきた中で、五感も何もかもひっくるめた全身の記憶として宿っている・・・・そんな重みある言葉のように感じました。扶侶夢さんにとって、「陽だまり」や「木洩れ日」もまた、切っても切れない大切な体の一部というかパートナーというか・・・・。自分も他人に対して、直接的な存在でなくてもいいから、木洩れ日や陽だまりのような優しい光線であったり時には冬の吐息のようにピリッと優しい存在でいられたらいいなぁなんて思いました。扶侶夢 さんの描く鉛筆画ですが、光や温もりや木々たちによる優しい抱擁を二枚共に感じます。ベンチ下に溜まる光も美しい。実際にそんな場所を見つけられたら嬉しいだろうなぁ。最後に、日本の四季って色々な意味でいいものだなぁと改めて再認識させられました。
by t-youha (2014-01-14 01:28)
雨の匂い、ある種の鳥の鳴き声、古いスタイルのラジオ放送。
好きなものは、子どもの頃の思い出に繋がるものが多いです。
さだまさし、やっぱり素晴らしいですね。
by don (2014-01-14 22:08)
>t-youha さん、こんばんは。
日本の四季って、確かにいいものですね。
もしかして、ものすごく恵まれた贅沢な自然環境に生きているのかも知れませんね。
そこにあるメッセージを読み取って、変換して、伝えてゆくことも、与えられた者だからこそ成せられる仕事かも知れません。
私なんか、たいへんな怠け者の類いですが、それでも何かの役には立っているのかも知れません。
by 扶侶夢 (2014-01-15 21:39)
>don さん、nice!&コメントありがとうございます。
ただ懐かしいというだけの意味ではないと思いますね。子どもの頃の思い出に繋がっているという事は、それなりに肯定的な時間を持てたというしるしのように思います。
幸せの記憶が原風景に残っているという事なんでしょうね。
で…いいでしょ、さだまさし^^)
by 扶侶夢 (2014-01-15 21:45)
素敵です!扶侶夢さんの絵も、さだまさしも!
さだまさし。基本的には好きなのですが、彼が書く繊細な詩とステージ上のおしゃべりがあまりにも二面的で、ちょっと信用できないというか・・。(^^;;
小椋ケイ(漢字が?)さんみたいに、お人柄もいつまでも青年みたいではにかんだ人ならば、もっと良かったのですが・・。
母も最期までさだまさし聞いてました。
by 九子 (2014-02-04 00:06)