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新しい生き方をめざして… [日々の背中]

まったく個人的な考えなのだが、人生にこれまで気づかなかった生き方を発見して、それをめざして新たな次元を求めようと思った。
新たな次元とは…限りなく本能的に生きる世界。理屈ではなく、もちろん健康にも気を配りながら誤らない生き方をして、本来の命を有効に使い切る生き方。…これはある程度、高齢になったから出来る生き方なんだろうとも思う。
「断捨離」「終活」…色々な言葉が巷を賑わしているが、要するに悔いを残さず終えるという事なのだと思う。誰もが悔いのない人生を完結したいと考えるが…本当に出来ているだろうか?

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新しい生き方の第一歩は、まず孤独になること。心の底の芯の底から孤独になって、孤独を身に滲みさせてそれを感じてからが全ての始まりだ。心底で孤独を知れば他人に甘えて生きる事がなくなる。両親や伴侶にも、子どもたちにも依存したり自分勝手な幻想を抱いて期待したりも無くなる。
孤独になるということは相手を束縛しないという事でもある、と今更ながらに分かった気がした。そしてそれが自分の人生を自分のものとして生き切る基本的な考えなのだという事が分かった。昨今はフェイスブックなどSNSの登場によって「繫がる」という言葉がトレンディな広がりをみせているけれど、果たして他人と繫がる事がそれほど素晴らしい事だろうか?繫がらず、束縛も依存もせず「孤独」である事の良い部分をもっと考えてみても良い様に思う。

最大のテーマ「夫婦の関係」にもけじめをつけようと思う。精神的な離婚とでも言うべきか…。「婚姻」という人間の作った概念が世の中の構造も含めて、人間自体を自然の活力から切り離している様に思う。
結婚は相手を所有することであり、嫌でも束縛する事を避けられない。それを拒むなら結婚という方法をとる必要がないように思える。

すっかり古くなってしまったが、かつてシンガーソングライターでもあった荒木一郎の 「一人のときも」 という歌がある。大勢の人に囲まれて生きている事が幸せのバロメーターだとは言い切れない。一人で居たって充実した生き方は出来るものさ。世の中の評価に惑わされず、自分にとっての充実を求めて生きよう。
知らぬ間にべっとりと体にまとわりついていたこの世のしがらみが、私の行動を狭いものにしていた様だ。選択の岐路で犯した様々な過ちを今頃になって気が付いた。人生やり直しは効かないけれど、この先を考えれば今からでも正して新しい次元のスタートラインに立とうと思う。

 

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いっぷく

渇愛、執著など、煩悩をすべて捨て去るということですね。
by いっぷく (2023-06-15 02:21) 

扶侶夢

>いっぷくさん、ご来訪&コメント有難うございます。
まさに仰る通りです。身に付けている垢を捨て去る…という事ですね。
いっぷくさんのブログで取り上げられているテーマは、気づきの部分でとても役に立ちます。
by 扶侶夢 (2023-06-17 21:58) 

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