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フラッシュバック '70年代~わが青春の残像 [随想随筆]

シベリア経由で海外に渡り、知人も友人も無くたった一人で枯れ葉の様に漂う旅をしていたのは '70年代初めの事で、それからもう半世紀以上が経っている。
私自身の青春時代と云えば、バブル経済に溺れる前の若々しい日本社会の青春時代とシンクロしている。そこには夢があり、希望があり、未来があった。

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意味もなくただ甘酸っぱい懐かしさだけが私を覆う。そこに意味を見つけようとしていた時代もあったが、人生の黄昏時を迎えている今の私には“意味の有るか無しか”こそが無意味だ。ただ心地よい時の流れを辿っている刹那こそが至福である。苦しいことや悲しいこと恨みや憎しみもあっただろうが、それらをも含めて青春時代はひと際輝いている。
1960年代から70年代にかけての日本社会の青春時代では音楽シーンも美術シーンも百花繚乱の如く斬新で刺激的な作品が登場していた。それら青春時代のコアが私の人間を形づくり人生を彩った気がする。 

誰もが持っている様々な思いのある青春時代。それが振り返っても戻ることの出来ないアルバムに収められた時代の切れ端なのだろう。
さらば… '70年代 青春の光と影の蜃気楼。

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