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私的終活を考える [日々の背中]

今年はそろそろ終活を意識しようかと思っている。終活と云っても何も特別な準備や行動をする訳ではなく、そろそろ物事の限界を見極めながら人生の終着の在り方を実感してみるのである。

私が終活を考え始めるに至った理由はいくつかあるのだが、そのひとつに「堂々巡り」というのがある。
これまで様々な事態にも遭遇して、考え悩みながらもそれなりに答えや結論を出して生きてきた訳で、この先新しい局面に出会ってもこれまでの応用で考え対処する事は出来るものだ。そう考えると物事に対する答えは既に出ていて、その結果は常に変わらないものだと痛感してしまう。答えが出てしまっているのに再び答えを求めて道を歩むことはない。必要以上にものを考える蛇足な行為は往々にして正しかった答えを間違ったものに変えてしまうものだ。同じところを何度も巡って同じところに到達するのは、残された時間の少なくなった私には意味の無い事だと認識した。
何かに縛られながら自身を高める必要は感じなくなった。これからの私に求められるものは “私を越えた次の世界”に向かう勇気なのかも知れない。

多次元の扉.jpg

終わりの向こう側に顔を向ける事が私の「終活」なのである。


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